8月アノマリー分析(2023年)
株価の8月成績
過去23年(2000年~2022年)の8月成績(始値~終値)は、以下となり、平均では僅かながら日経平均、ダウジョーンズ共にマイナス成績です。
8月平均成績の年推移
8月平均成績の日経平均とダウジョーンズは、ほぼ同じ動きをしています。過去23年で、月足の陽線足は、日経平均で46%、ダウジョーンズで53%になり季節性の方向性はありません。
FXの8月成績
過去約20年の8月の成績(始値~終値)は、以下となります。
・USDJPY:円高になりやすい傾向
・GBPUSD/EURGBP:GBP安になりやすい傾向
・AUDUSD:AUD安になりやすい傾向
・USDCAD:USD高になりやすい傾向
8月平均成績の年推移
次に通貨ペア毎の年推移を確認してみます。
2011年以前は、円高USD安の傾向がありました。
2011年以降は、円安USD高の傾向があります。
季節性の特徴はありませんが、2011年以降はEUR安USD高の回数が増えています。
GBP安傾向にあります。
特徴としては、2年GBP高USD安、5年GBP安USD高のサイクルが2回あります。
2023年はGBP安3回目の可能性があります。
EUR高GBP安の傾向があります。
AUD安USD高の傾向があります。
近年の特徴は、AUD高USD安が1回あると、翌年以降はAUD安USD高が4,5年繰り替えしています。
2023年はAUD安3回目の可能性があります。
2008年以降、USD高CAD低の傾向があります。
まとめ
株価:季節性の傾向はないため、短期でのトレードが良さそう。
FX:近年はUSD高の傾向が強い。GBPUSD、AUDUSD、USDCADは月半ばまで様子見して、USDに対して買い狙いが良さそう。
USDJPYは、”政府、日銀による不確定な変動要素”、”夏季休暇を狙われたフラッシュクラッシュの可能性”があるため、短期トレード以外は様子見したほうが良さそうです。