11月アノマリー分析(2023年)

11月の株式は、通常株価が上昇する傾向にあるとされています。
米国の感謝祭やブラックフライデー(感謝祭の翌日にあたる大規模なセールイベント)など、
消費に関するイベントが多いため、小売業や消費関連株に注目が集まることがあります。

FXは、感謝祭(2023年は11月23日)が節目となります。
11月後半に入ると次第に勢いを失い、12月初旬にかけて手仕舞いに入ることが多い
欧米のファンド筋の本決算は11月末、金融機関の本決算は12月のクリスマス前に設定されていることが一般的。
感謝祭を過ぎると冬のホリデーシーズンとなり、手仕舞いムードが漂い
新規ポジションメイクは少なくなり、既存のポジション解消が進み、
その後、クリスマスが終わるまで方向感がなくレンジ相場になる傾向があります。

株価の11月成績

過去23年(2000年~2022年)の成績(始値~終値)は、以下となり、日経平均、ダウジョーンズ共にプラス成績です
平均で一年を通して一番良い成績です。

11月平均成績の年推移

日経平均とダウジョーンズは、ほぼ同じ動きをしています。
過去23年で、月足の陽線足は、日経平均で70%、ダウジョーンズで74%になり株価上昇の季節性があります。

FXの11月成績

過去約20年の10月の成績(始値~終値)は、以下となります。

11月平均成績の年推移

次に通貨ペア毎の年推移を確認してみます。

過去22年間では若干円安USD高の傾向があります。

直近の2020年以降では、3年連続陰線となっています。

過去22年間では若干EUR高USD安の傾向があります。

季節性の特徴はないように見えます

過去22年間でGBP安USD高の傾向があります。

過去22年間ではEUR高GBP安の傾向があります。

2010年以降は、季節性の傾向はありません。

季節性の傾向はありません。

過去22年間ではUSD高CAD安の傾向があります。

2006年以降からはUSD高CAD安の季節性の傾向があります。

まとめ

株価:日経平均、ダウジョーンズ共に株価上昇の傾向があります。

FX:過去22年間ではEUR高、USD高の傾向があります。

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