12月アノマリー分析(2023年)

12月の株式は、急落することは滅多にないが、変化がある場合は天井もしくは底に近い傾向があります
米国では、年末、クリスマスに休暇を取る市場参加者が増えてくると、売り圧力が弱まって株高になる「サンタクロースラリー」のアノマリーがあります。
逆にサンタクロースラリーが訪れなければ、金融市場に弱気相場が訪れる警告にもなります。

FXは、金融機関の本決算が12月のクリスマス前に設定されていることが一般的にあり、本決算に向けた利益確定があります。
クリスマス前まではレンジ相場になる傾向にあり、クリスマス明けから新年度に向けて動き出します。
ボクシングデーが明ける12月27日ぐらいから1月中旬にかけて投機的に攻めてくる場合があります。

株価の12月成績

過去23年(2000年~2022年)の成績(始値~終値)は、以下となり、日経平均、ダウジョーンズ共にプラス成績です。

12月平均成績の年推移

日経平均とダウジョーンズは、20016年付近から動きをしています。
過去23年で、月足の陽線足確率は、日経平均で57%、ダウジョーンズで70%になり、米国株は株価上昇の季節性の傾向があります。

FXの12月成績

過去の12月成績(始値~終値)は、以下となります。

12月平均成績の年推移

次に通貨ペア毎の年推移を確認してみます。

過去22年間では季節性アノマリーの傾向はありません。

2006年~2017年は円USD高の傾向がありましたが、近年では円高USD安の傾向があります。

過去22年間ではEUR高USD安の季節性アノマリーの傾向があります。

近年では、2017年から6年連続陽線が続いています。

過去22年間で若干GBP高USD安の季節性アノマリーの傾向があります。

近年では、2018年から5年連続陽線が続いています。

過去22年間ではEUR高GBP安の季節性アノマリーの傾向があります。

過去22年間で若干AUD高USD安の季節性アノマリーの傾向があります。

2019年から4年連続陽線が続いています。

過去22年間では季節性アノマリーの傾向はありません。

まとめ

株価:ダウジョーンズは年初来高値を更新し高値圏にあり、クリスマスラリー有無を待ってから方向性を決めたほうが良さそうです。

FX:過去22年間ではEUR高、USD安の傾向があります。

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