過去の日本株は日経平均株価(以後、日経平均と記載します)、米国株はダウ工業株30種平均株価

(以後、ダウジョーンズと記載します。)について月足でアノマリー分析しました。

月足の陽線確率

過去検証年数の月足平均陽線率です。陽線判断は、月足の始値と終値です。

月足陽線確率1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月検証年数
日経平均43%57%57%57%52%57%39%43%48%52%70%52%23
ダウジョーンズ45%64%64%77%64%41%64%55%41%59%82%68%22

※陽線確率が、上位3つを赤にし、下位3つを青にしています。

※検証年数   日経平均    2000年1月~2022年12月までの月足

        ダウジョーンズ 2001年1月~2022年12月までの月足

アノマリーであり格言(Sell in May、サマーラリー、夏枯れ相場、ハロウィン効果サンタクロースラリー)となっている特徴が見えてきます。

月足騰落率

騰落率は

月足の始値と終値で算出しています。なお、月足高値・安値で見ると、最大上昇、下降率はさらに大きくなっています。

 日経平均株価ダウ工業株30種平均株価
平均最大上昇率最大下降率平均最大上昇率最大下降率
1月-1.50%7.09%-11.09%-0.84%8.60%-8.25%
2月0.62%10.76%-10.53%-0.13%5.64%-12.04%
3月1.09%9.49%-9.33%0.57%7.22%-13.14%
4月0.88%11.62%-11.58%2.21%10.98%-4.95%
5月-0.29%10.14%-10.08%0.13%5.69%-7.96%
6月0.69%7.30%-10.02%-0.92%7.87%-9.84%
7月-0.93%5.89%-9.88%1.59%8.24%-5.43%
8月-0.55%7.22%-10.13%-0.46%7.16%-6.80%
9月-0.35%9.04%-12.96%-1.26%7.49%-12.32%
10月-0.11%9.03%-24.74%2.02%14.06%-13.77%
11月2.44%14.68%-6.73%2.47%12.19%-5.39%
12月1.10%13.62%-12.33%0.75%6.84%-10.10%

※騰落率の平均上位3つを赤、下位3つを青。最大上昇率の上位3つを赤。最大下降率の上位3つを青にしています。

※検証年数   日経平均 2000年1月~2022年12月までの月足

        ダウジョーンズ 2001年1月~20022年12月までの月足

最大上昇率は、日経平均、ダウジョーンズ共に5%~15%。

最大下落率は、日経平均、ダウジョーン共に9月、10月で大きな下落が発生しています。それ以外の月は、日経平均で約-10%、ダウジョーンズは、-5%~-13%になっています。

まとめ

日本株、米国株の季節性相場地合いについてアノマリー分析してみました。

以上からわかったことは、有名なアノマリーであり格言となった謂れの結果になったかと思います。